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ローヌ河流域 (2013)

2013年のローヌ地方は難しい天候ではなかったものの移り変わりの激しい珍しい天候でした。しかし、ブドウ畑や生産者たちの妨げになるようなものではありません。実際2013年のローヌ地方のワインは今飲んでも既に美味しく、北ローヌ、南ローヌともにこの年のワインの品質は保証済みです。 この年の冬は極寒まではいかないものの寒く、雨の多い厳しい季節となります。この不確実で雨の多い冬はブドウの生育サイクルを遅らせます。実際、発芽が見られたのは4月の後半に入ってからでとりわけ北ローヌでこの現象が見られました。 春に入っても春の天候というよりは終わらない冬のような天候で、5月でも例年の平均気温を下回る10℃という寒い月でした。降水量に関しては190mmと高く、この環境上ではブドウは生育サイクルをスタートさせるのが難しかったです。 しかし一方でこの雨によって土壌の水分ストックは満たされ、暑い夏の水分ストレスへの耐性が付きました。同様にこの雨によってベト病等の病害の蔓延は起こっていません。 開花は6月中に起こるなど遅かったですが、均一ではなく更には少しのブドウで花震いも発生しています。しかしこのような天候不順のヴィンテージにおいてブドウの数が減ることは、凝縮度が増したり空気の通り道を造り出してくれたりする等の利点が出てくるため悪い事ではありません。

夏になるとブドウの生育にとって素晴らしい暑さに変わり、7月にはボルドーやブルゴーニュ地方で猛威を振った嵐がローヌ地方の一部でも発生しましたがボルドー、ブルゴーニュ地方のような大きな被害は受けませんでした。それよりは灰色カビ病の圧力の方が強かったです。 収穫が始まったのは9月20日からですが、一部のドメーヌでは10月の第2週や10月末に収穫を行ったところもあります。このように遅い収穫が見られたのは1970年以来です。 収穫されたブドウはフェノール分のバランスの良いものになり、2013年は2011、2012に続き、生産者にとって喜びに満ちたヴィンテージとなりました。

[参照元: www.vin-vigne.com]